ブラック企業大賞2016年の各社について思うこと

ブラック企業大賞2016年の各社について思うこと

昨年度もブラック企業の存在はマスコミ各社を通して世間を賑わしていました。

 

そんな中で行われた第五回日本ブラック企業大賞が2016年12月23日に行われ、大賞を含む各賞の発表と授与式が行われました。

 

参考:ブラック企業大賞2016年

 

と、ここまで書くとさもにぎやかな大賞授与式のような感じを受けそうですが、実態は全く目出度くない、ブラックユーモアといいますか、社会風刺の一つの出来事なのです。

 

ブラック企業の存在に陽を当てて一般紙と呼ばれる新聞各社があまり書きたがらないブラック企業の実態を広く世間に浸透させることがこのイベントの目的なのかも分かりません。

 

臭いものや見たくないものに蓋をしていては真実が世の中に正しく伝わらない悪弊も出るのは当然です。

 

「ブラック企業大賞」というイベントを開催している主催者さんには今後もこういった人の命を命とも思わない会社をあぶりだしてもらいたいと思います。

 

では、今回、ノミネートされた会社の中から気になった会社をいくつかピックアップしてみたいと思います。

 

株式会社電通

言わずとしれた広告業界の最大手。日本を代表する会社の一つと言っても過言ではない超巨大企業です。

 

広告業界に憧れる学生たちにとったら入社したくても入れないのがこの電通でしょう。

 

競合他社には博報堂など、大手も存在しますが業界において電通は頭一つ飛び出した存在とは言えず、二つも三つも図抜けている存在と言えるでしょう。私のような全国の七流クラスの大学を出た人間にとっては全くもって縁もゆかりもなかった会社です。

 

ただ、一度だけ、過去の仕事の関係で間接的に接点があったことがありました。

 

当時、私はペットショップを運営している会社の正社員。身分的には本部付けのスーパーバイザーをやっていた頃です。

 

フランチャイズ加盟のオーナーさんたちに店舗運営の指導を仰せつかっていました。その時のあるお店のオーナーさんがそれまで勤めていた会社を早期退職されて、その退職金を資本にしてペットショップをやられてました。

 

その方の前職が電通だったのです。詳しく聞いたわけではありませんでしたが、当時から電通の仕事が厳しかったことを想像させるのに十分な迫力のある方でした。

 

40歳にもならない身で貯金を1千万円は貯めていたらしいです。その代り仕事は飛びぬけてきつかった、と言われてました。かれこれ20年近い話です。

 

私みたいなヘタレにはとても勤まりそうにないな、と軽く聞き流していたのを覚えています。まあ、七流大学出じゃ、採用されるわけもありませんが。

 

今回、電通はブラック企業大賞の大賞受賞です。2016年の話題を一身に背負った飛び切りのブラックぶりです。他の会社の影が薄くなるくらいの印象度であります。

 

ただ、今現在、私も某大手金融機関の一つにお世話になっている身ですので、そういった組織内での仕事っぷりの激しさ、厳しさはダイレクトに見ているだけに複雑な思いは巡ります。今回、犠牲になられた女性社員の方、及びそのご家族には哀悼の意を述べるくらいしかできません。

 

できないのですが、何故、逃げなかったのですか?何故、命を捨てる選択を選んだのですか?家族は何もできなかったのですか?という強い悲しみに似た思いと、もっと上手に世渡りできなかったのか、という残念な思いが交錯しています。(参考:電通女性社員の過労自殺に思うこと。決して死を選ばないでください。)

 

別に電通の肩を持つ訳ではありませんが、飛びぬけた存在の超大手企業の中には昔ながらの軍隊式が罷り通っている会社が存在するのです。そういうやり方をやっているから、厳しい競争を勝ち抜いているのです。

 

仮にちょっとでもそのやり方が緩くなってきたら、たちどころに他社にシェアを食われてしまう、という強迫観念がトップにはあります。それが資本主義下の競争なのですから、経営陣の考えを頭から否定することはできません。世間よりもはるかに高い報酬はこういった土壌の元で作られているのですから。

 

今後も電通の人気は衰えない?

電通ほどの企業に入社しようと思ったなら、それなりの学歴がないとまず無理でしょう。

 

国公立、早慶、上智に国際キリスト教大。日本のトップクラスの出身でないと電通には容易に入社できないのは間違いないでしょう。恐らく、今後も電通の人気は衰えないものと思われます。それはテレビ各局の報道姿勢をよく観察すればわかります。

 

有力スポンサーの橋渡し役を務める電通に対してテレビ局が悪いイメージの放送をできないところからも伺えます。最近になって(2017年2月現在)

 

朝日新聞が紙上で特集記事を組み、実名で亡くなられた被害者の経緯及び電通の行いを糾弾する動きの記事も出していましたが遅きに逸した感は拒めません。

 

関係各局に根回しを行い、傷口を広げない手段を巧妙に使い分ける大企業・電通。今後ともその人気ぶりには陰りがみないのでしょうか?

 

ディスグランデ介護株式会社(「茶話本舗」FC企業)

介護業界におけるデイサービスの大手です。2016年度のブラック企業大賞で業界賞を受けました。

 

中身は従業員にのしかかる過酷な労働です。2人のスタッフで10人近い利用者のサービスを行い続けた。

 

1人が排せつや入浴に手を取られると一人で全ての業務を行わなければならなくなる。休憩も取れず夜間勤務の時は呼び出しが頻繁で仮眠も取れず。おまけに賃金の未払い。従業員が人間として働く権利を奪い去っている実態が世間に表立ってしまったようです。恐らく内部告発があったのでしょう。自業自得としか言えない結末です。

 

ただ、このような実態はまだまだ、他の事業所でも行われているような気がします。介護という生産性のない業種に大手の会社が資本提供を行って利益を得ようともくろむ。ちょっと無理があると思うのですが。現場で働く人達の苦労ぶりをオーナー企業の社長たちは本当に分かっているのでしょうか?

 

高齢化社会に突入していっている日本ですが、このままの状況で進行していけば、当分の間、現状の状態に変化は起こらないでしょう。求人しても、まともな人が寄り付かなくなる業界にはしてほしくないという思いです。

 

DWE JAPAN株式会社(「しゃぶしゃぶ温野菜)FC企業」

アルバイトに対する脅迫じみた恫喝、長時間労働、20万円に上る自腹購入の強要。辞めたいという学生に対してあり得ない言いがかりをつけて結局、大学に行けないようにするなどのパワハラが横行。ブラックアルバイト賞を受賞です。

 

日本郵便株式会社

パワハラの横行によるうつ病発生や自殺の増大が問題になったようです。年賀状販売に対する過酷なノルマ設定で自腹購入を強要していた向きにもその体質が表れています。特別賞が与えられました。

 

 

いずれの企業もベースにパワハラが潜んでいます。郵政は元々、ぬるぬるの公務員。男社会の典型的なところ。長年、モノを売らずに仕事をしてきた人間が、組織が民間に変わったことで露見してしまったのでしょう。一度、腐ってしまった性根は総取り換えしないと綺麗にならない典型のような気がします。

 

腐った性根の持ち主は真のリーダーになれない、影番のような存在だと思っているのですが。まともな仕事をやろうとしている人たちにとったら本当に迷惑な存在だと思います。

 

そして、飲食業界の恥部は昨年のワタミの例を出すまでもなく、改善される気配が見えません。価格競争でいたるところを合理化。もうこれ以上、手をつけられるところがないが故、おとなしいアルバイトさんに対してやりたい放題。同業他社がひしめく飲食業界で3年持ちこたえて営業できる会社は奇跡的な事。

 

そのほとんどは自然消滅していっている状況を考えれば今後もこのような動きに変化が起こる事に期待する方が無理なのかも分かりません。

 

ブラック企業大賞の結果が少しでも世の中に気付かせてほしい

如何だったでしょうか?ブラック企業大賞にノミネートされ各賞を受賞した企業に対する思いを書いて参りました。

 

日本は当然ながら資本主義の国であり立憲国家であります。会社を興すのも自由。仕事を選ぶ権利も自由に与えられています。

 

ならば、辞めるのも本来は自由のはずです。企業が権力者になってしまって憲法で認められている基本的人権の尊重を侵害してはいけないのです。今の時代、正しい経営者、正しいリーダーが不在なのでしょうか?こういった事例はほんの一握りであることを祈りたいものです。

 

ブラック企業に入らないように、手を貸さないように日本を良くしていきたいですね。

 

ブラック企業の特徴等は以下のサイトを参考
⇒ブラック企業の見分け方 〜ブラック企業をすぐにでも辞めたい方へ〜

 

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